メモ帳
『かしゃま文化会館』は
2015年 2/15で いったん閉館致します。 2005年5月から2015年2月までご乗車並びにご支援ほんとうにありがとうございました。 元車掌 井上 あや 〒309-1611 笠間市笠間2305-1 カフェ・ギャラリー かしゃま文化会館 カテゴリ
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かしゃまさんへ
大学卒業を目前に、こんな世の中で 社会人なんてとてもじゃないとできないなって思って 引きこもってた女の子が。 新聞記事で光って見えた『だいだらぼっち』@長野という場所を見つけて行って、元気を取り戻した頃もあったよね。 それから、介助の仕事の虹の会@埼玉で美和さんに出会って、美和さんが引っ越すというので行った次の転職場所が、カフェギャラリー温々(ぬくぬく)でしたね。 そこでは、短い間だったけど、いろんな素敵な作家さんと展示空間を見ることができて。 『ぬくぬくさんのような空間を作って、人とつながれること』が いつしか夢になりました。 引きこもりの時に思ったのが、“自分はなんにもできないけど、手紙を書くことと、人の話を聴くことができる”ということ。 かしゃまでは、コーヒー1杯350円だったけど、わたしはコーヒーを媒体に、お客さんの話を聞くのが仕事だと思ってやっていました。 結果、お客さんが増えたのだから、そのやり方が正しいとも思わないけど、間違ってはいなかったんじゃないかなって思います。 そして、手紙を書くというので言えば、わたしが唯一頑張ったのが、このブログでした。 ここで、ほんとは超秘密主義のわたしが、いつだったか(地震後かな)、言える範囲でいろんなこころの内や今の状況について書いてきました。 それで、お客さんが共感してくれた部分も大きかったんじゃないかなって思います。 すごくクールに、プライベートなことや自分の思い考えを書くことなく、作品にのみ焦点を絞って書いて営業しているお店もたくさんあって。 本音は、そういうのに憧れてる部分もあるんですけどね。 ジタバタしてるの そのまま見せちゃうおっちょこちょいな3マイメの感じでいくしかないかなって今ではもう諦めてもいます。 埼玉から笠間へ引っ越してから、ほんとうに働く場所は、いろんなところを転々としました。 どこへ行ってもうまくいかなかったので、すっかり自信もなくしていた頃。 かしゃまと出会って、“自分で 自分を信頼するために” 始めた気持ちもありました。 だから、わたしは、辞められなかったのです。 いろんな理由で辞める危機は、何回かあったけれど。 その度に「続けること」を選んできて。 ここまで来れて ほんとうに良かったなって思っています。 なんとかみんなのおかげで 9年余り続けることができたので、わたしは 根拠のない自信ではなく、ほんとうの自信を 少しは取り戻せたんじゃないかな。 こないだ、たまたまホントにふらりと寄ってくれた わたしのこころの師匠の ぬくぬくオーナーヒデコさんに「お店をやるのって、たいへんですね」ってぽつりと言ったら。 「今さら 何言ってるのー」って鼻で笑われてしまいましたが。 お客さんが増えれば増えるほど、自分のできない部分が際立って見えて、『かしゃま文化会館』の看板が、どんどん重くなっていったのも事実でした。 今回のことで、とてもやるせなく悲しい気持ちはありますが、かしゃまで培ったいろんなことを引っさげて、次のステージへと行きたいなと思っています。 寄せ布のメッセージの中で、ちどりの店長ひるちゃんが「かしゃでのあやさんはこの先のあやさんの一番のミカタですね、きっと。」って書いてくれてたのがジーンときたんですが。ほんとにその通りだなって思うよ、ひるちゃん! ギャラリストだとかコーディネーターだとかプロデューサーなんていう人たちは、ちゃんと経験と知識とそして売り上げがきちんと備わってる人のことをいうんだと思います。 わたしは、知識もないし、売上だって自分ひとり養えきれず、最後の『バッヂ展』くらい売り上げがあれば、ちゃんとそれだけで生活もできるかと思いますが、あんなに素敵な企画展をバンバンできるかと言ったら、なかなかむつかしいです。 「で、次はどうするの?」というヒデコさんの問いに、いろいろ答えてましたら。 「企画屋さんだね」って ひとこと彼女は言いました。 そうです。 わたしは、三人になった新atelier365°の中で、展示企画をどんどん考えて、いろんな場所でやって行きたいです。 元々、ひとつのところにじっとしてるのは苦手で性分に合わないので、かしゃまの看板も下ろして身軽になって、サンロクゴの一員として、まずは、身近なおつきあいのある場所をお借りして、いい企画を立てていけたらなと思っています。 そんな企画たちは、落ち着きましたら、新たにサンロクゴblogを立ち上げる予定ですので、そこでご確認くださいね。 ある時から、お店って、演劇みたいだなって思いました。 その時に同席するお客さんたちとの、まったくのアドリブの脚本なしの世界。 わたしは車掌さんの役で、ちょっとむつかしい場面も多々ありましたが、それもまたいい思い出です。 写真は、ある雨の日の夜。 助役のすちさんが好きだった電柱の下の部分を撮ったもの。 なんだか演劇の最後みたいなイメージだったので、最後の写真はコレにしようって決めてました。 ーーーーーーーーー かしゃまさんへ わたしをはじめ たくさんのお客さんたちやスタッフさんを あたたかい気持ちで送り出してくれた かしゃまさん。 Mさんが言った「人生は、短いんだなって思った」ということば。 かしゃまと一緒に、自分もなくなってしまうんじゃないかって、怖かったけれど。 とりあえず なんとか生きてますよ。 バイバイ かしゃま。 今まで ほんとうにありがとう。 そして、おつかれさまでした。 新しい運転手さんが見つかるまで 少しゆっくりやすんでね。 あやより
by kasyama
| 2015-02-28 20:27
| 車掌のつぶやき
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