「EDGE OF THE CLAY」のひとこま-その20- 「日本の焼きものを勉強したい」とやって来たタチアナさん

今週いっぱいまでの「EDGE OF THE CLAY」。
EDGEメンバー紹介、あと二人となりました。
今回は、ドイツ在住のタチアナ　シュルツさんのご紹介です。

タチアナさんは、小野正穂さんが4年前に参加されたフランスでの焼きもののワークショップで 出会ったそう。現在42歳のタチアナさんは、当時は、ドイツの焼きもののマイスターの学校の生徒で、若者に交じって、焼きものの勉強をしていたそうです。

学校も無事卒業したこともあり、「ぜひ 日本の焼きものを勉強したい」と、夏に日本にやって来て、小野さん宅にステイしながら、制作されていました。
ちょうどタイミング良く、この『EDGE OF THE CLAY 』の活動が始まっていたので、途中から参加。

日本語は ほとんど話せないタチアナ。
小野さんと、アメリカで盆栽の勉強をしていたこともある藤原里子さんが主にお話ししていたそう。

帰国日が、展示の始まる前だったため、残念ながら私ははまだお会いしていません。
メンバーによると、“クールな女性”だそうですが、今回の展示では、花器を中心に出品してくれました。

タチアナに会ったら、どんな思いで作ったのか聞いてみたいな、と思いつつ、彼女の作品をいくつかご紹介したいと思います。



手のひらにすっぽり入る花器。
しま模様の長石釉のかかり方が不思議な魅力。
上から見た図が 幾何学模様みたいで素敵。
photo by dai suchi




横からぐっと近づいてみました。
photo by dai suchi




最初は作品量も多かったですし、会場全体をぼんやりとつかむしかできませんでしたが、会期半ばころに なんとなくタチアナの作品は 他のメンバーとは違って 独特の雰囲気を感じました。
作品の中に きゅっと力が込められているような そんな印象。
棚から2段目の花器がタチアナ。




釉薬のかかり具合が デコレーションケーキの生クリームみたいでおいしそうな ぽってりとした花器（上の写真のアップです）。
貨車前のコスモスと草を。タチアナの花器は 野の草花が似合います。
photo by dai suchi




こちらが タチアナさん。
〜活動記録ファイルより photo by aya sasakura


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