「EDGE OF THE CLAY」のひとこま-その5- 小野正穂さんと展示意図。

おはようございます。
朝晩はすっかり冷え込みますね。

さて、好評開催中の「EDGE OF THE CLAY展」ですが、今日は、今展示へと導いてくださった親方的存在の小野正穂さんの意図すること、それから小野さんの作品を一部ご紹介したいと思います（私車掌はうまく撮れず、乗車してくださった方の写真をお借りしました）。


「原点に返る。。よりプリミティブに。。土にたずねて、土の声を聞く。。。そういう体験を経ての作品づくり。」と、DMにありますが

「今、なんでもeasyになっている中で、原点に帰って土の可能性を探りたいと思った」と、小野さんは言います。

そのコンセプトがどのくらい伝わるかは、焼きものに携わったことのあるなしや、焼きものがどれだけ好きかでもずいぶん開きがあるのかなと思います。

私は、焼きものは好きだけど知識はほとんど真っ白なので、「わー、これカッコいいな」とか感覚でしかまだ見れていないけれど、作り手メンバーの話を聞いたりファイルを見ると、少しずつ理解も深まりつつあるところです。

そんな中「 土のちから。８人の作家がまるでひとりでつくったかのように感じる。自然で芯のある作品たち」と、古賀の建築事務所のぶひろアーキテクツ所長の加藤誠洋さんは、言ってくださいました。


小野さん作 ぐい呑み。 手のひらに収まるサイズですが、ぐぐっと力を感じます。
photo by nobuhiro katou


「土の可能性を探る試みの成果展 ワクワクする試み」と言ってくれたのは、水戸のセレクトショップギャラリーPUNTOのオーナー甲高純子さん。
みんなの注目の的の小野さん作「雲」の写真を撮ってくれました。



この作品は、小野さんが20年ほど前に福島で採掘した、秘蔵の長石でできています。
「最高品質の長石だから、大事にとっておいたけど、最近使うようになった。照明にしたかったんだけどね。電球をつけるより、このままの方がかっこいいからこうなったんだ」と、小野さん談。 photo by junko koutata


陶芸界に、長石をぽーんと放り投げたような気がする今展示（あくまで私の勝手なイメージです）。
乗車くださった方々それぞれの思いの波紋が、じわじわと広がっていくのを感じます。



ある日の小野さん。今回は、乗車率高めです。

※小野さんは、今週日曜日23日と最終日12月7日（日）が在車予定です。小野さんとのお話、ぜひ楽しみにご乗車くださいね。



EDGE OF THE CLAYの活動とその記録もご参照ください。