てのひら展つくり手さん紹介１１～高田純子さん（小物）＆高田英明さん（木工）

おはようございます。

昨日は、かしゃまでいろいろ作業していましたら、ひょっこり「やってますか～？」と、「Ｍａｒｃｏ'ｓ ＢＡＧＥＬＲＹ」のまるこさんが初乗車してくださったり、来月かしゃまにて個展開催される佐々倉文さんと打ち合わせをしたり、夕方にははるばる大子から乗車してくれてるＫさんが友人を連れて乗車してくれたり。。。と、定休日ながらなんだかふつうに運転していたような充実したいちにちでした。

さてさて、てのひら展つくり手さん紹介も、もうすぐ終わりに近づいてまいりました。
今回ご紹介しますのは、高田純子さん（小物）＆高田英明さん（木工）のお二人です。

衝撃を受けた高山さんの工房から向かった先は、本業は大工という高田英明さんが改装したカフェのようなとてもおしゃれなご自宅。

英明さんと純子さんは、益子のスターネットさんで知り合ったそうです。
英明さんはカフェでコーヒーを、純子さんは馬場和子さん主宰のＢＫデザインスタジオで洋服を、それぞれ担当されていたそう。

純子さんは、ショップや個人の方からオーダーされた洋服をパターンを起こして縫製までこなしていく方ですが、今回は「ずっとつくってみたかった」というビーズでできたブローチを出品してくださいました。


こちらが、高田純子さん作　ブローチ　　４，８００円　トナカイが、ぴょんと飛んでいるデザイン。

２００９年の土祭（ヒジサイ）では、白い垂れ幕を出展され、今年開催された土祭（ヒジサイ）では、夕焼けｂａｒでのれんを出展。
それから、英明さんが土祭で自ら着ていたＴシャツがあるというので、見せていただいたのがこちら。


英明さん考案・純子さん作オリジナル土祭（ヒジサイ）Ｔシャツ。何枚もの色違いのＴシャツを地層のようにコラージュで縫い合わせています。かっこいい！　

展示活動は特にされてなく、注文のみで製作されている高田純子さん。
なぜか目が合うと、私も純子さんも同時に笑ってしまう、不思議な波長を持っている方でした。


とても恥ずかしがりやさんの純子さん。

高田英明さんは、本業は大工さんで、企画展に出展されたのは、昨年１０月にヒジノワさんにて開催されたバードハウス展以来の参加。

「てのひらがテーマということで、何を作ろうかな、と思ってたけど、自分がほしいものを作ってみたんです」と言う英明さんが出品してくれたのは、モロッコの家庭では家の魔除けとして使われているドアノッカー。


こちらが、高田英明さん作　ドアノッカー　　８，０００円　よく見ると、薬指には、結婚指輪が。

高校生の時に雑誌で紹介されていたスターネットの記事を見て、「なぜか行かなくちゃと思った」と言う英明さん。宇都宮から自転車で２時間かけてスターネットに通って、いろいろ勉強したそう。なかなかスタッフになれず、スエーデン中心に旅に行き、帰国後正式にスタッフになったのは、２０歳の時。それから７年間、コーヒーを淹れたりやぎや蜂の世話をしたりしていたそうですが、やっぱり建築をやってみたいと思い、スターネットを離れ、工務店に少し勤めた後、個人で仕事を引き受けることに。

最初のお仕事がイイパンさん。そのイイパンさんが、今年１１月に小山市に移転されたのですが、その改装工事が最近のお仕事。
その間は、知り合いの家などをやりつつ、スターネット東京も、高田さんが担当されたと聞いて、すごいなあと思いました。

高田さんは、お話したことがある方はおわかりでしょうが、とても物腰やわらかで、相手を安心させる不思議な力を持った方です。ヒジノワでも取りまとめ役をされていて、今年の土祭では、会場設営チームリーダーも担当されて、みんながリーダーに引っ張るの、わかるなあと思います。


スターネットでもコーヒーを淹れていた英明さんに、コーヒーを淹れてもらっちゃいました。なんだか絵になりますね～。

さて、茂木・常陸大宮そして益子のぐるりと巡る工房ツアーは、これにて終了ですが、いかがでしたでしょうか？
工房に伺えなかった方、またの機会に伺えたらな、と勝手ながら思っています。
次回は、かしゃまにて取材させていただきました安部舞さんのご紹介となりますので、お楽しみに！

終点の高田さん家を出た頃には、すっかり日が暮れていました。
みなさん、快く迎えてくださり、またお土産もいただいちゃったりして、本当にありがとうございました！！


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（車掌　あや）