メモ帳
『かしゃま文化会館』は
2015年 2/15で いったん閉館致します。 2005年5月から2015年2月までご乗車並びにご支援ほんとうにありがとうございました。 元車掌 井上 あや 〒309-1611 笠間市笠間2305-1 カフェ・ギャラリー かしゃま文化会館 カテゴリ
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おはようございます、お待たせしました!
途中だった「てのひら展つくり手さん紹介レポート」、今日から再開致します。 昨日、各工房をてのひらスタッフさんたちと回って参りました。 いや~、おひとりおひとり、スタイルが違っていて、面白かったです(考えてみれば当たり前ですが)。 今日ご紹介しますのは、一番最初に伺った安彦年朗さん。 こちらのブログでもご紹介したいと思っていましたが、東京都の石神井町にありますknulpAA galleryにて開催中の「安彦年朗 + 町田泰彦 二人展」最終日を迎えていました。 「18の時から、スペインに10年住んでいたんですよ」とおっしゃるので、「どういうきっかけで?」と伺いますと、「新聞で、スペインに住んで仕事もできるよっていう記事があったから、行ってみたんだけど。。。行ったら、それは、年金受給者のためのものだったんだ」と、さらっと笑いながら答えてくださいました。 車掌 「じゃあ、どうしたんですか?」 安彦さん 「うん、路頭に迷ったよね。でも、ほかに働けるところ探して、転々として。。。そのうち 照明をつくり出したんだけど、それがけっこう需要があったんだ」 スペインで知り合ったパートナーとの結婚を機に、日本へ帰国。 帰国してからも、木を素材に、ものを作り続けていたそう。 ![]() ここから安彦さんの作品たちが生まれてきます。 車掌 「え~と、肩書きは木工作家になるんですか?」 安彦さん 「う~ん、そうですね、そう言われてますけど、正統派ではないよ。 16歳でネパールの自然保護の団体にいたんで、そのときから外れちゃったんだ。 ふつうのところにはいけないんで、しょうがないです」 ![]() この工房の雰囲気が好きでした。どこか絵本の世界に迷い込んでしまったような空間でした。 安彦さんは、主に木で照明やうつわをつくっていますが、かしゃまでも展示しています「人形」は、スペインにいた頃からちょこちょこ作ってはいたけれど、本格的に製作し出したのは、ここ一年ほどだそう。 今回の展示で出展してくれたのは1体だけだったのですが、すごく存在感があるので、かしゃまでも気になっている方が何人もいます。 車掌 「本格的に作ったということは、売れてるってことですよね?」 安彦さん 「そうですねえ。けっこう、なくなります」と、さらり。 安彦さんのつくる「人形」は、いわゆる「かわいらしいモノ」とは違うかもしれないし、私も最初見たときはちょっとこわいなと感じたのですが、毎日眺めているうちに、なんとなく親しみの気持ちを持ち始めて、なんだかいとおしいく思う気持ちが芽生えたのが、自分でも不思議でした。安彦ワールドの世界にはまる方の気持ちが、ちょっとわかる気がしたのです。 「もし作品がありましたら、追加お願いできますか?」とおそるおそる聞きますと「あ、いいですよ」と言ってすぐに差し出してくださったのが、こちら。用意してくださっていたお茶のお盆の上に、ひょこっと置いてみました。 ![]() 「ちょうどスペインから昨日届いたんだ」と、ご両親が送ってくださったおいしいいちじくを頂きました。ご両親、安彦さんがスペインにいる時に遊びに来て、今はあちらに移住しているんだそう。 今後の展示活動は、今おつきあいがある盛岡の「C R A F T S T O R E & G A L L E R Y N E C C O〔ネッコ〕」さんが新しく京都にオープンされる「necco 202 store」にて来年2月に展示されるそうです。 益子の陶器市にも、路地裏テントスペースにて、郡司庸久さん&慶子さんと一緒に出展されているそうなので、陶器市に行かれたときは、のぞいてみてくださいね。 杉の木立がそびえ立つ見晴らしのいい古い神社の社務所を借りて住まいに、そして、これまた古い炭小屋だったところを工房にされている安彦さん。 来年には、水戸へ引っ越されるそうで、引っ越される前にここに来れてよかったなと思いながら、工房を後にしました。 ![]() ここではないどこかの世界の空気感をまとっている安彦さんの佇まいが、いい。 (車掌 あや)
by kasyama
| 2012-12-18 07:37
| 展示フウケイ
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