メモ帳
『かしゃま文化会館』は
2015年 2/15で いったん閉館致します。 2005年5月から2015年2月までご乗車並びにご支援ほんとうにありがとうございました。 元車掌 井上 あや 〒309-1611 笠間市笠間2305-1 カフェ・ギャラリー かしゃま文化会館 カテゴリ
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こんばんは。
ここのところ長文が続いていますが、こちらは個人的な長文『続けるということ。』シリーズです。 『続けるということ。』シリーズとは。。。 飽きっぽい私が、ここ笠間で、こんなに長く同じ仕事を続けているという「奇跡」は、ひとえにかしゃまに来てくださるお客さん、展示をしてくださる作家さん、一緒にやってくれる仲間、それからこれまでの出会いのおかげだということを伝えたくてみんなに対する感謝の気持ちをたくさん込めて、ひとりひとりを紹介する(フィーリング順)コーナーです。 ☆☆☆ ☆☆☆ いつもは関係者やつくり手の方を紹介してきましたが、vol.17となります(ふと気づけば去年の12月の太田さん以来です!いや、何度か何人かのことを書こうとしていたんですが、書き切れなかったんです。。。) 今回は、かしゃまのお客さんの紹介となります。 かしゃまに乗車した方でお会いしたことある方もたくさんいるんじゃないかな、ライダー2号さん(あだ名)です。 ライダー2号さんとかしゃまは、バイクに乗って乗車するお客さん(ライダー1号さん)が、先にかしゃまを見つけてくれ、ライダー1号さんの小学校時代からの後輩だった2号さんを連れてふたりで乗車してくれたのが、出会いのきっかけです(3年くらい前だったかな。。?)。 それからは、ちょくちょく乗車してくれるようになり、今ではすっかり常連さんに。 たぶんシャイなんだと思うんですが、最初は、あまりお話ししないで、カウンターの端の方に座っていましたね。 やっぱり地震の後くらいですか、よく話してくれるようになって、おいしい食べ物やさんの話から整備のことまで、貨車にうとい私たちに教えてくれたり、また、実際にいろいろやってもくださいました。 あるときは「キーキーなってうるさいからさ」と言って、カウンター備え付けの椅子たちをばらして、グリースを塗ってくれました。 またあるときは、1号さんと二人で屋根の上に登って雨漏りの補修をしてくれました。 かしゃまの前でパンクしてしまった車を助けてくれたこともありましたね。 ライダー1号さん(写真左)と2号さん(写真右)、雨漏りを直してくれています それから、電気にも詳しいんですよ。 かしゃまの電気は、これまた電気に詳しいDARTENTのDARTE氏が「電圧変換機」を仕込んでくれて、3年くらい前から、貨車備え付けの天井灯や扇風機がつくようになりました。 ただ、カウンターの上にある丸い青い灯りは、24Vの電球がついていなかったので、あきらめていました。 ところが、「日本で一軒だけ専門に扱っているところがあるよ。ロットが大きいけど、事情を説明すれば、数が少なくても取り寄せられるかもしれない」と教えてくれたのです。 問い合わせたところ、めでたく取り寄せられ、ずっと「これがついたらいいいのにね」と言われ続けた青い電灯がつくようになりました。 ついてみると何てことないことかもしれないけれど、なかなかエイヤっと動けなかったんですよね。 去年の小野優子さんの展示の時はまだ電球がついてなくて、小野正穂さんが自前でライトを持ってきてくれ、申し訳ないなと思っていましたが、今回のてのひら展では、ちゃんと(と言っても普通のギャラリーからしたらだいぶ暗いのですが)棚の作品たちを照らすことができて、良かったです。 いつの間にか、かしゃま車両の整備担当(他称)になってしまっていた2号さん。 かしゃまに来出した頃は、そんなにうつわや作品たちに対して興味を持っていなかっただろうと思いますが、こないだの小野正穂さんの作品をしみじみ手に取って「いいよね」とぽそりとつぶやいてくれたこと、なんだかすごくうれしかったのです。 イベントをやった後には「どうだった?」と声をかけてくれたり、新しいメニューや展示に対して意見を言ってくれたり、狭い車内でフリーの方が入りやすいようにさっと席を替えてくれたり。。。さりげない心配りと、時折おかしな冗談言っている2号さん、これからもどうぞよろしくお願いします。 2号さん(写真中央)とDARTE氏(写真右)力を合わせて尾灯点灯!(photo by 岩元さん) (車掌 あや)
by kasyama
| 2012-12-11 20:00
| 続けるということ。シリーズ
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