
今日は雨で肌寒い1日でした。
今回の展示は、額装された絵が9枚と、写真の「ろくろ場の外」という絵が1枚展示してあります。
かしゃまは窓があったりして、なかなか大きなサイズの絵が展示しづらいのですが、この「ろくろ場の外」は、大きくて迫力あります。
一見、久野陶園とはわかりづらく全体がぼやっとしているのですが、青と緑のなんとも言えない混ざり具合の感じがいいなと思います。
大胆な筆のタッチで立体感が出ていて、建物自体が呼吸をしているような不思議な力を感じます。
繊細な印象の作品が多い中で、力強さを感じて、好きな一枚です。
同じモチーフを題材にした絵でも、印象がかなり違うので、しみじみ眺めていると、水彩画とひとくちに言っても、奥の深さを感じる展示です。