小野さんのやりたかったことと、私の決意。

おはようございます。

昨日は、小野正穂さん展の初日でしたが、たくさんのご乗車ありがとうございました。

やはり、とても好評で、常連さんの中でも、小野さんの作品を初めて目にした方が多く、また、
ふらっと北関東のいろいろなカフェを紹介している『休日のカフェめぐり』を見て入ってくれたお客さんなんかも、小野さんの作品を好きになってくれました。

そういう「カフェだと思ってたら、実はギャラリーも機能していて、作品を気に入った」というストーリーが、何気にいちばんうれしかったりします。

そして、何よりうれしかったのが、在廊してくださった小野さんが、もうすでに
「次は、こうしたいんだ」って、昨日の時点で、言ってくださったのです！

まだ口約束の段階ですが、来年もまたかしゃまでやっていただけそうな気配がしています。

実は、ほんとうに小野さんがやりたかったことは、別にありました。
それは、かしゃまで今回やってくださることが決まった昨年に、もうすでに小野さんの頭の中にはあって、私も伺っていました。

一緒に聞いていたパートナーの小野優子さんが
「それじゃあ、売れないじゃない」とぼそっとおっしゃってましたが、
かしゃまのためを思って、構想していたことではなく、テーマを変えて、うつわたち（しかも、手の届きやすい価格のもの）を持ってきてくださったんだと思います。

小野さんは、何気なく言ってましたが、私にとっては、とても重たいことばで、ほんとうは、作家さんに、そんな余計な気を使わせないような、ちゃんと経済が回っているお店でいないといけないんだと、はっとさせられたのです。

来年こそは、展示で見せる（作品は売らない）という、小野さんのやりたかったことを、思い切りやってもらえたら、ギャラリー冥利に尽きます。

それまでに、かしゃまもカフェ部門や常設作品でちゃんと運転ができるように、がんばりたいと思います。

そんな、決意表明できた初日でした。

まだ今月２６日までありますので、どうぞみなさんお誘い合わせの上、いらしてくださいね。
カフェメニューも、ジンジャーエールやフルーツソーダなど新メニューございます。
平日はホットサンド、週末は食堂長の駅弁、そしておやつもありますので、どうぞお楽しみに！

あ、おかわりしてほしいとか、そういうことではないですよ。
もっと、たくさんのお客さんが来るような、お店にしなくてはいけない、という意味です。

写真は、小野さんが作ってきてくださった外看板。
外看板まで作ってきてくださったのは、やきものアクセサリーのけいとさん以来ですね。
これで興味を持って、ふらっと入ってきてくださるひとがたくさんだといいなあ。

ちなみに、かしゃまも、大道具を担当していただいている須知さんに、毎月の展示内容とカフェメニューが書けるような鉄の看板（写真）を作っていただいたのですが、実際に置いてみたら、縁石沿いに置くより貨車の前に置いたほうがしっくりきて、今では、貨車前が定位置となっています。